2003年 セルフディスカバリー・クロスマウンテンバイク100km  参戦記

2004.5.13 追記

最近このページを直接見ている人が増えてるようです。恐らく今年の大会を前に、検索等でひっかかったのだと思います。完走できなかったヘタレですが、一応ポイントを上げてみました。

・なるべく背負わない・・・・普段のMTBレースと違う重みは負担となります。
・水も控えめに・・・・・水は相当な重りとなります。コース中で結構汲めるので少なめでも大丈夫かと。下りでは飲めないですし。
・トラブルを避ける・・・・・トラブルがあるとやる気を削がれるので、トラブルが出ないようなペースがお勧めです。
・後半ほど辛い・・・・・初めてだと色々とペース配分するのだと思いますが、後半ほど思うようには行きません。

と当たり前のことばかりですいません。初めての人はとかく荷物を多く持つ罠にひっかかりそうなので、なるべく軽量化を考えた方がいいでしょう。かといって補給が少なくてハンガーノックになっても責任は持てませんので悪しからず。んだば、がんばってけれ。

概要

長野県大滝村にある総延長約300kmの林道の内100kmを利用したMTBの大会。コースは1周で100km。制限時間は10時間で、途中3箇所のチェックポイント(以下CP)がある。スタートは朝6時。参加者は500人くらい。

装備

MTB:いつも乗ってるハードテール
タイヤ:ユッチンソン、スコーピオンチューブレス2.0 2.7気圧

ザックはノースフェイスのアドベンチャーレース用
サドルバックにチューブと工具、コネクトピン
チューブは合計3本
服はウィンドブレーカーにカッパの上と上下ウォーマーを持った。アームウォーマーは最初から装着

食料:ゼリー4個、パワージェル4個、ピットインゼリー3個、ピュアインバナナ味(これは美味い)3箱、ボトル2本、CCDのペットボトル1本、キャメルバッグに水2L

その他メモ

タイヤ空気圧: ちょうどいいくらい
食料:ほぼ完食
水:キャメルバッグに1L余った。持ってきすぎ。CCDのペットボトルも粉末にすべき。今回みたいに気温が暑くない時は、CP間はボトル1本+αくらいで足りるかも。
チェーン:オイル切れした
チューブ:2本でもいいか

前日(9月19日)

朝7時に家を出て長野へ向かった。もう高速の移動は飽きたがしょうがない。途中は飯とトイレ休憩だけで塩尻ICへ。塩尻から大滝村への道は二ヶ月前に来てるので問題なく行けた。コンビニで最後の補給。会場の松原スポーツ公園に着いたのはたしか午後3時くらい。駐車場は未舗装で土ぼこりが凄かった。自転車を下ろしてパワーバーのステッカーを貼って受付へ行く。受付を済ませ、パワーバーを貰った。ほんとはパワージェルが欲しかったがしょうがない。

続いて会場にあるブースをまわる。安くなっていたレッグウォーマーや補給食を少々買った。森吉のアドベンチャーレースで知り合ったS木さんと遭遇。立ち話をする。遠征してきて会う東北人は貴重だ。暗くなる前に車に戻って明日の荷物を準備。雨が少しぱらついてきてたので雨天時も考えた装備。後は明日必要の無いものを抜けばよい。

雨が降って来たおかげで土ぼこりが舞わなくなって良い感じ。そのまま車の中で食事タイム。やっぱり1ボックスだとこういう時には便利だ。だんだんと日が落ちて暗くなってくる。ランタンとコンロで癒しのひと時。こういうのもいいねぇ、静かだしとか思ってると、周りの車に妙に人が少ないのに気付く。あっ!明日の競技説明があるの忘れてた。30分遅れで会場へ。

会場では説明には間に合った。最初の挨拶には間に合わなかったけど。そのまま軽食と発泡酒で乾杯。8時ごろ車に戻った。夕飯の続きを食べてから何もすることが無いので寝る。明日は雨が降らなきゃいいな。

当日

最初は眠りにつけたけどその後は今一。9時から10時まで寝て、12時まで目が覚めてて、それから2時くらいまで寝て後はそのまま起きていた。2時起床は結構しんどい。暗い中ヘッデンをつけてトイレへ。コンタクトしてないので大変だった。4時になると友人も起きてきた。スタートまで時間が無いのですぐに朝飯。しかしこの時間だし普段は朝にそんなに食べないので、食べるのが大変だった。かと言って大会中のエネルギー切れは恐ろしいので無理やり、おにぎり1個、パン1個、ゼリー1個、チオビタを流し込む。

気温はそんなに寒くない。前日の予報では15℃。準備を整えスタート15分ほど前にスタート位置へ。既に多くの人が集まってて最後尾にならぶ。ウエーブスタートなのか分からないが6時10分頃に計測のゲートをくぐって出発。さいしょはゆっくりと林道へ向かって登っていく。人がとても多い。

林道に入ってレーススタート。当然人が多くて身動きが取れない。すでにパンク修理をしてる人もいる。そのうち友人がするするっと前の方に行った。たぶんゴールまで会う事は無いだろう。だいぶ進んでやっと人がばらけてくる。道はずっと登ってる。地図を印刷してきたので登りの距離の検討はついた。横の人から「あとどのくらい登りが続くか分かりますか?」と聞かれる。「1kmくらいだと思います」と返事。

その1kmくらいを登って(スタートからは10kmあまり登ってる)下りへと移る。下りも道が狭いのでスピード差がある人は大変だ。普通に考えれば下りは楽しそうだが、距離が長い上に石がごろごろしてるので気が抜けない。下りきって上りへ。

しかしここでトラブル。チェーンが落ちたときに捩じれてしまって走れなくなってしまった。チェーンのコネクトピン持ってきて良かった・・。自転車のチェーン交換をしたことが無いので時間がかかった。元々最後尾に近い出発だったので修理をしてるうちに、皆に追い抜かれて人の気配がしなくなってきた。第一CPの時間を考えかなり焦る。15分ほどのロス。

そこからは淡々と走り、時間調整をしつつ第一CP(34km地点くらい)へ3時間40分くらいで到着。10人以上がCPで休んでる。自分も休憩。トイレと補給をすませた。大休止後に出発。

第一CPを過ぎると人と会うことが減ってきた。周りは空いている。自分は既にケツが痛くなってきてて、上りも下りもしんどかった。周りはガスっていて景色もよく見えないし、道は全然代わり映えしないので飽きてきた。第二CPまでの区間は下りが多かった。途中人造湖を眺めながら走る。ガスが晴れてきて景色が見えるようになってきた。ずーっと先の尾根の方まで道が続いてるのが見える。げんなりした。

途中でパンクをしてとぼとぼ押してる人を発見。しかし自分もどうなるか分からないし、時間もやばそうなのでスルーした。尾根を巻いて巻いて巻いて巻いて巻いて・・・・くと第2CPに到着。6時間40分くらい。第二CPは狭い場所にあったので休んだが落ち着かなかった。休憩は短めで出発。

第二CPからはいきなりのガレ場で急勾配。乗っていくつもりが前の人達が押して歩いてるのを見た瞬間、押しても許されるんだぁと思ってしまい自分に負けて押す。この頃から雨がかなり降ってくる。時間が経つにつれもう嫌になってきた。持ってる高低差表を見ると第3CPからは結構登っている。

どんどん雨に濡れて寒くなってくるうちに、第三CPでタイムアウトになったらしょうがないよなぁと考え始めた。第二CPを出発した段階では時間的には結構余裕があったのに、ペースを下げ始めた。疲労と寒さで辛くて早く止めたくなってきて、完走なんてどうでも良くなってきた。この時点でかなり精神状態が普通ではなくなっている。

疲れを言い訳にしてペースを下げて第三CPに間にあわなそうな雰囲気になってきた。頑張ったからもう休めという声が頭の中に聞こえてくる。悪魔の誘惑は常に魅力的だ。結局8時間12分で第三CPに到着。12分タイムオーバーとなってそこで失格となった。機械的な係員の声が聞こえる。「そちらから帰ってくださーい」

帰りも自走で帰らなくてはならない。違いは舗装か未舗装かと、登ってるかあまり登ってないかだ。ゴールまでどのくらいの距離があるんだろうと考えてると、道に見覚えがあることに気付いた。2ヶ月前のアドベンチャーレースで通った道だった。げっ、ここからだと15kmくらいあるかも・・・・・。ウィンドブレーカーにカッパを着ててもチョー寒い。しかし中には普通の半袖ジャージで走ってる人もいる。可哀相すぎる。

殆ど下りベースの道だったけど途中には登りも出てくる。自分はまだこいで登る気力があったけど、タイムアウトになった参加者の殆どは既に力尽きているので自転車を降りて押している。いったい何時になったらゴールへたどりつけるのだろうか・・。でも人の心配をしてる余裕は無い。さっきから歯の震えが止まらない。

寒い中止まりそうなスピードで進んで駐車場まで5kmくらいのとこまで来たら、見慣れた車があった。そこはゴール地点(駐車場からかなり離れている)で、何と先にゴールした友人が自分を迎えに車で来ていたのだ。こんなに嬉しい事はない。しかし友人が見当たらない。探すと傘を持ってゴールの方を見てる。自分は別な道から帰って来たので後ろから声をかけた。「えっ?」と驚く友人。事情を説明して車に乗せて貰う。駐車場へ戻って砂だらけの服を着替える。

車の暖房でやっと温まってきた。荷物を整理もせずに車に押し込んで温泉へ行く。参加者であふれていたが、完走してない自分は少し恥ずかしい感じがする。温まってから仙台への帰路についた。ほんとは次の日に蝶ヶ岳を登るつもりで居たが、天気も悪いし身体もぼろぼろなのでそのまま帰って来る事にした。1人が運転してる間は別の人はまるまる寝る。それを交互に繰り返して日付の変わった深夜2時に家にたどり着いた。

後日

完走できなかったのは悔しいが、自分の体力がそのレベルに達してないのだろうと意外と割り切っている。今のところ体が疲れすぎて何もしたくない。当然来年の参戦なんて考えたくも無い。というか出ない。しかしもし楽に100kmを走れるほどの体力と自身が身についた時にはその限りではない。

データ

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